【2025年9月2日追記】
モンハンワイルズ、発売当初はクラッシュが多く、とうとうPCが壊れてストーリークリアを断念しました。
私が体験したワイルズのクラッシュと安定稼働までの対処法(18個)を書いておくことにしました。
参考になれば幸いです。
【目次】
- ソフトのクラッシュ
- 公式のトラブルシューティングに目を通す
- PCのクラッシュ
- PCからビープ音がなったら、PC名かマザーボード名と音の種類でググる
- ブルースクリーンはストップコードでググる
- ブートしなくなったら修理屋へ
- モニターとの相性問題もあった
ソフトのクラッシュ
ゲームウィンドウが閉じて、「ゲームが予期せず終了しました」とか、「レポートデータを作成しています」とかいうメッセージが書いてあるウィンドウがポップアップしたら、それはソフトのクラッシュです。
ウチは最近、PCが安定しちゃって、クラッシュレポート作成ツールのスクショがなくてすみません。
これは他のゲームでもある。
この場合は、PCが壊れたとかじゃなくて、ただソフトが落ちただけ。
PC側の問題とは限らなくて、サーバー側の問題の時もあるし、ゲームのプログラムエラー(バグ)の時もある。
ワイルズ史で一番驚いた「ファストトラベルクラッシュ」なんかもそうです。
マルチプレイ中にファストトラベルを使ったら、ソフトが落ちるなんて、このゲーム、やばすぎます。
他のゲームなら再びソフトを起動すればOKの時が多いですけど、特定の状況で繰り返し起きるならゲームメーカーに問い合わせた方がいいかも。
ソフトを再起動する前に、念のためPCを「再起動」してからソフトを立ち上げると、PC内の他の処理が原因でクラッシュが起きた場合などはPCが一旦リフレッシュされます。
シャットダウンではなく、再起動
シャットダウンして電源を押すのと再起動は、別物です。

シャットダウンして、電源を入れなおすと「高速スタートアップ」になって、OSや(ワイルズだけじゃなく、バックグラウンドのソフトも含む)ソフトの状態をリフレッシュしないままになってしまいます。
OSやソフトをリフレッシュしたいときは、「再起動」する必要があります。
新しいアプリをインストールしたり、各種更新をインストールしたりした時は「再起動」を求めた時に、電源ボタンを押し直さなくて済むように自動起動する機能ではなく、リフレッシュ機能でした。
高速スタートアップを無効化する方法
※起動の度にPCに負荷をかけることになるからと無効化を嫌う人もいます。
シャットダウンでソフトの状態を保持するようになったのは、「高速スタートアップ」のためなので、これを無効化するとシャットダウンでも各種ソフトの状態を保持しなくなります。
高速スタートアップを無効化する方法は、コントロールパネルを開いて、

システムとセキュリティーに入り、

電源オプションの中の「電源ボタンの動作の変更」を選び、

シャットダウン設定の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のフラグを外すとシャットダウン時に再起動同様にPCの状態をリフレッシュします。

高速スタートアップがなくなると、起動が遅くなるわけですが、あんまりそんな風には感じませんでした。
ま、でも、モンハンワイルズを起動するたびに短いシェーダーコンパイルが入るのはこの設定の影響かな?なんて思うのですが、変なクセがこびりついたままになるよりはマシかな?
個人的体感では、メモリを2枚から4枚にした時の方が遅くなったことを感じやすかったです。
システムドライブ(C:)の空き容量を増やす
なんでもいいのでフォルダを開いて、赤枠のPCのところをクリックすると、デバイスとドライブが表示されます。

その中で、WindowsロゴとWindows(C:)と書いてあるデバイスがWindowsが入っているシステムドライブです。
最近のPCはCPU直通のSSDスロット(M.2 NVMe)がシステムドライブになっていることが多いです。
「SSDが壊れた!」とかいうのは、多分ここ。
単純に古いとか、劣化もありますが、ここに空き容量が少ないと、挙動がおかしくなることがあります。
特にゲージが赤色になっている時には何とかした方がいいと思います。
Steamでゲームをたくさんインストールしている人は、長く遊んでいないゲームをアンインストールするといいかもです。
ウチは今ゲームがモンハンワイルズぐらいしか入っていないので、スッカスカですw
システムドライブの容量はプログラムを入れるだけなら500GBでもいいという人がいるぐらいです。
ゲームをアンインストールしたくないならゲームを別のドライブに保存するといいというアドバイスも見かけましたが……
ゲームはプログラムファイルで、CPU直結に入れておいた方がパ読み書きが早く、パフォーマンスがあがるので、(CPU直結のM.2 NMVeが2つあるとかじゃない限り)Windowsが入っているドライブに入れておくのが無難だと思います。
自分が作ったファイル(文書、写真、画像、動画など)をストレージドライブ(上の図の場合Eドライブ)に保存していれば、システムドライブ1TBもあればいいと思います。
あと、自分が作ったファイルを別のドライブに置いておくと、物理的に違う場所にあるシステムドライブが壊れても、自分が作ったファイルは生き残っています。

昔は、物理的に一つのドライブを2つに分割することもありましたが、今は大抵の場合、ドライブが分かれていれば、物理的にも分かれていると思います。
上等なマザボだとヒートシンクに覆われていて見えないかもしれないので、システム的に確認する方法も書いておくと……
Windowsマークを右クリックして、ディスクの管理をクリックすると、

「ディスク0にCドライブ、ディスク1にEドライブがあって、物理的に分かれている」という風に確認ができます。

PCを長く使っていると、システムドライブには「プログラム」ファイル(ドライバー、ソフト、アプリ)しか入れなくなるのですが、システムドライブが満杯で赤色ゲージなのに、「シェーダーキャッシュの削除」を勧めているYoutubeショートを見て、「君のPCは次のアプデで多分終わるよ?」と思ったので書いておくことにしました。
公式のトラブルシューティングに目を通す
ソフトのクラッシュを繰り返すようなら公式のトラブルシューティングガイドを見るのもいいかも。
私はSteam版を見て作業していました。
Steam、Monster Hunter Wildsトラブルシューティングガイド
18項目もあるので、全部を説明することはできないけれど、個人的に大事だと思うのは、下記の4つです。
- 4. お使いのグラフィックボードのドライバーを最新にしてください。
- 6. DirectXを更新してください。
- 8. Steamのゲームキャッシュの検証をしてください。
→欠けているファイルがありました。 - 10. ゲームが不安定な場合は、シェーダーキャッシュの削除も試してください。
グラボのドライバーを更新する(またはロールバック)
nvidiaのグラボは、RTX5000番台が出た後のドライバーが不安定になっています。
私はブラックスクリーン問題で、デュアルモニタでの起動時やスリープから復帰するときに映像が出力されなくなりました。
モンハンワイルズ公式の推奨は、新しいドライバーを入れることみたいですが……
RTX5000番台の人たちは、新しいドライバーを使うしかないかもですが、4000番台や3000番台の人たちは5000番台が出る前の安定動作していたころのドライバーに戻す人もいます。(私も試した)
※ただし、公式の推奨ではない。
AMDのRadeonに載せ換えた後は、最新ドライバーに更新したら、ティアリングが直っていました。
関連記事:【モンハンワイルズ】Adrenalin 25.8.1でティアリングが直ってた
ちなみにRadeonでドライバーバージョンを確認する方法は、タスクバーのAMD Software: Adrenalin Editionのアイコンをダブルクリックするか、

デスクトップ上で右クリックして、AMD Software: Adrenalin Editionをクリックすると起動します。

Adrenalinが開いたら、ホームタブの右上に現在のバージョンと最新かどうかが書いてあります。

自動更新にしていない場合、「アップデートを管理」で開くポップアップの「Available Software」(=利用可能なソフトウェア)からインストールできます。
リリースノートにもすぐに飛べるので、どこが変わったのかすぐにわかって、凄く便利です。
グラボの載せ替え、AMD Radeonの方が相性がいい?
モンハンワイルズは中身がAMDのZen2ベースの「PS5」の為に最適化されているので、PCのグラボもRadeonの方が相性がいいと聞いて、Radeonに載せ換えたら、画がきれいになった上に、動作も安定しました。
これが↓

↓こうなった!!

関連記事:【モンハンワイルズ】消費電力160Wの夏用グラボ(Radeon RX9060XT 16GB)に載せ換えたら、快適!
Radeon最高!
最初はRX9060XTもティアリングが気になるレベルで出ていたのですが、それこそドライバーの更新で改善されました。
RTX3080は5年使用後だったし、モンハンワイルズは動作が不安定な理由が沢山ありすぎて、Radeonに乗り換えればすべて解決するわけじゃないと思うので、人におすすめできるかっていうと、できないですが、私は変えてよかったです。
Direct Xのバージョン確認と更新
Direct XはAPI (Application Programming Interface)で、ゲームソフトがどんなハードでも動くように翻訳をする機能をしています。
「どんなハードでも」とは、CPU、GPU、サウンドカード、コントローラーがどんなバージョンでも動く共通語みたいなものでしょうか。(マイクロソフト系:Windows PCやXbox)
自分のPCのDirect Xバージョン情報は、タスクマネジャーで確認できます。

私はタスクバーで右クリックして開くことが多いです。

パフォーマンスのGPUのところにDirectXバージョンがあります。
もっと本格的な調べ方がしたい場合は、Windowsキーを押して「dxdiag」と検索して開くか、

Windowsキー+Rキー同時押しで出てきた「ファイル名を指定して実行」のポップアップウィンドウに「dxdiag」と入力して「DirectX診断ツール」を開くと、

システムタブにバージョン情報が、

ディスプレイタブに「DirectXの機能」があります。

最新のバージョンをインストールする方法は下記のリンクから。
参考:Microsoft PC にインストールされている DirectX バージョンの確認
CPUのコアを並列で使えるようになったのはDirectX 12からだそうです。
Nvidiaのウェブサイトによると、DirectX 12 Ultimate は、レイ トレーシング、メッシュ シェーダー、可変レート シェーディング、サンプラー フィードバックに対応しているそうです。
参考:Nvidia、DirectX 12 Ultimate
影響範囲が大きいので念のためバージョン情報を確認するぐらいはした方がいいと思います。
シェーダーキャッシュの削除
3月や4月の時点では、個人的にはゲームキャッシュの削除が最も効果があったように思うので、専用記事を書きました。
関連記事:【モンハンワイルズ】AMD GPU、シェーダーキャッシュの削除方法
シェーダーキャッシュについては、実際に不具合があったみたいで、8月のディレクターレターに修正の予告があったのですが、「Ver.1.021アップデート」のページには関連する情報が見つからなかったので、ディレクターレターを引用します。

引用元:『モンスターハンターワイルズ』ディレクターレター 2025.08
あえてグラフィック設定を上げてCPUを守る
大いに話題になった「まず前提として」構文ですが、私はこれを読んで、敢えて解像度を上げて、ぐっと「GPUボトルネック」に寄せることにしました。
ざっくり言うと、GPUは描画演算の係で、CPUは計算の係です。
描画が早いとCPUの計算がたくさん回ってCPUに負荷がかかる。
描画が遅いとCPUはGPUを待っているので少し楽になる。
最近はやりのX3DモデルのRyzen CPU達は、グラボが強くてサクサク描画できちゃう場合、CPUが次の計算をするための素材をわざわざ取りに行かなくても良いように、大容量キャッシュで保存しておくことでサクサク計算できるようにした感じですね。
だからぶっちゃけグラボが弱いと意味がないし、4Kよりも1080pの方が輝く。
だから、ウチは元のRTX3080よりも弱いGPUに変えたら安定したのかな?
ま、でも、解像度と画質のバランスなんかは、実際にベンチマークを回して自分のPCの傾向を見た方がいいように思います。
ベンチマークは実際のゲームプレイと同じにはなりませんが、同じ環境の中での傾向はわかります。
関連記事:【モンハンワイルズ】解像度を落とすべきか、画質を落とすべきか、それが問題だ!
4月の時点ではここまでしてまでモンハンワイルズを続ける必要がないと思ったので、別ゲーに渡りましたが、グラボを変えた後、新しい環境のCPUとGPUのバランスを見るには便利なツールでした。
PCのクラッシュについて
ソフトがシャットダウンするのではなく、PCの電源が落ちるのは本当に良くないです。
私はこの症状が続いた後、PCが壊れました。
リカバリーしたのは、
- 【ブルスク】MEMORY_MANAGEMENT
- 【BIOS警告音】メモリエラー
- 【ブルスク】INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
ハードのアップグレードは、
- SSD交換
- メモリ交換
- メモリ増設
- グラボ交換
- ケース交換
- 簡易水冷(AIO)交換
何故、まだ古いCPUに固執しているのかって?
それは、新しいPCが壊れたら凹むからです。
PC構成
まず前提としてww
こういう話を書くときにPC構成を書いておかないのは、反則かなと思うので、一応。
壊れる前のPC構成は、Core-i7 10700K、RTX3080の5年目でした。
- CPU: Core-i7 10700K
- Mother: Z490
- Memory: DDR4, 32GB(16GB x 2)
- System Drive: Gen3 M.2 NVMe SSD, 1TB
- GPU: RTX3080 (VRAM 10GB)
そこそこ古い構成です。
最初期のゲーム設定は……
- 解像度: 2560 x 1440
- FPS: 60Hz制限
- プリセット: 高
動作不安時のゲーム設定は……
- 解像度: 1920 x 1080
- FPS: 60Hz制限
- プリセット: 中
今、思えば、ウチはCPUボトルネックの酷いやつだったので、解像度やを下げるのではなく、上げた方がマシだったかもしれません。
なにはともあれ放電
PCがクラッシュして、勝手に電源が落ちてしまったときは、なにはともあれ放電します。
コンセントを切った後、しばらく放置してPCの熱をとり、コンセントを切ったまま電源をポチポチ押すと、放電できます。
もしくは、コンセントを切ったまま、プラグを手で触ってアースするのでもいいかもです。
より念入りにやりたいときは、PCにつながっている外部ケーブルもすべて抜くといいかもしれません。
とりあえずパフォーマンスチェック
繰り返しPCがクラッシュするならパフォーマンスをチェックしてみた方がいいかもです。
【タスクマネジャー】
ウィンドウズのタスクバーで右クリックして、タスクマネジャーを開き、

パフォーマンスセクションのGPUやCPUの小さなグラフをクリックするとそれぞれの詳細を見ることができます。

これはモンハンワイルズを1時間ほどプレイして、クエストの途中でキャンプに移動してタスクマネージャーを確認した時の画像です。
GPU使用率が100%になっているのは気にしないでください。CPUを守るためにあえてGPU側を重くしています。
画質設定を落とすとCPUが100%近くに貼りついて高温で落ちやすくなるので、こうしています。
システムメモリも22GB使用しています。
【Steamパフォーマンスモニター】
2025年7月1日にSteamのパフォーマンスモニターがパワーアップしました。

画面右上の黒い帯の部分です。
こういうの↓

↓拡大して切り貼りするとこんな感じ↓

これはグラボがRTX3080(FHDクオリティ中)だった時の映像です。
移動するだけでFPSが25まで落ちるとか、やばくないですか?
CPU使用率は49%、GPU使用率は29%でそんなに悪くはなさそうなのですがとにかく重かった!
凄く役に立つので専用記事を書いておきました。
関連記事:【モンハンワイルズ】Steamの新パフォーマンスモニターの見方
【CPU温度】Windows パフォーマンスモニターをグラフで見る
ウチはCPU温度が80℃以上が常態化していた後にPCが壊れたので、温度確認をした方がいいと思います。
CPU温度がタスクマネージャーに表示されるPCもあるらしいのですが、ウチはWindows11のパフォーマンスモニターでCPU温度をチェックしていました。
↓がアイドル時で、

↓がモンハンプレイ中です。

見る方法は、関連記事:Windows 11のパフォーマンスモニターでCPU温度のグラフを見る方法に書きました。
部屋を冷やす
PCは暖房がわり。
あるある?
熱暴走はPCの大敵です。
モンハンワイルズは2月28日発売で、部屋に冷房を入れるような時期じゃなったのですが、汗が出るぐらい部屋があったまるので、3月なのに冷房を入れていました。
窓を開けるぐらいじゃ足りなかった。
3月なのに設定温度は26度。
それでもCPUもGPUも80℃台。
すぐに部屋まで温まります。
爆熱すぎてやばい。
クラッシュしないときでも、定常的にスタッタリング(かくつき)が起きていましたので、処理がおかしくなっている感じがありました。
起動して時間が経ってくると、フレームが飛んだり、回避やアクションの入力が入らなかったり、かなりひどかったです。
だから、とりあえず熱暴走を防ぐために部屋を冷やすようにしていました。

サイドパネルを開けてみる
ウチの環境では、サイドパネルを開けるとCPU温度もGPU温度も10℃ぐらい下がりました。
毎回、モンハンを起動するときにサイドパネルを開けるのが面倒になって、結局は、ケースを替えました。
元々空気の流れが良いケースだったらそんなに変わらないかもしれませんが……
サイドパネルを開けるのはタダでできるますから。
掃除
ファンが埃だらけになると、ファンの効率が落ちますし、電子回路にほこりが積もって発火の危険性があるので、掃除は大事かなと。

私はエアーダスター、ハンドブロワー、除電ブラシを使っています。
どうでもいい話なんですけど、いま、アマゾンで調べたら、ウチと同じエアーダスターと除電ブラシがセットで売っていて笑った。
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もちろん単品でも買えます。
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エレコム エアダスター 逆さ使用OK 350ml ECO (フロンガス不使用) ダストブロワー AD-ECOMT 3本
エレコム クリーナー ブラシ 除電ブラシ 帯電防止繊維 回転タイプ 毛質 2WAY すきま用ブラシ付き ウォッシャブル ほこりとり ブラック KBR-013AS
掃除をするときは、電源を抜いた状態で、電源ボタンを押して、放電してから、静電気防止手袋をはめて安全に行うのがいいかと思います。(静電気に弱いパーツも人間も守れる)

ヨレヨレしていてすみませんw
ウチのはトラスコ中山のなんですけど、今、単品で変えるのはSサイズだけみたいです。
一時的に在庫がないのかな?
一応リンクを貼っておきます。
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トラスコ中山(TRUSCO) 指先コート静電気対策用手袋 グレー S TGL2996S

他の人がどういう風に使い分けているかわかりませんが、私はエアーダスター(缶入り)のは、PCケースの全体の埃を払うのに使っています。
対象にあんまり近づけないってことです。
エアーダスターを近づけすぎるとファンが回って、ファンの回転で少し発電(通電)しちゃうんですね。
だから、ファンを掃除する時は、取り外してから掃除してます。
ファンのフィンを指で抑えて回らないようにして、カメラ用とかのハンドブロワーを使っています。
ハンドブロワーは海外に住んでいた時に買ったものなので、アマゾンでは見つからなくて、私が次に欲しいのを貼っておきます。
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ハクバ (HAKUBA) メンテナンス用品 シリコンブロアーマルチノズル スモーキーブルー 用途に応じて3種のノズル交換ができる ストラップホール付 シリコン製
除電ブラシは、ファンなどにうっすらとこびりついた細かい埃をとるのに便利です。
優しく撫でる感じで払うだけで、こびりついた埃がきれいに落ちます。
引っかける穴が開いているタイプがいいと思います。
普段使いもするので、どっかにぶら下げておきたい感じです。
除電ブラシは、モニターやテレビ、DAC/AMP、PCの天板、デスクなど、普段からササっと掃くのにも凄く便利です。
私が次に欲しいのはコレ。
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サンワサプライ(Sanwa Supply) 除電クリーニングブラシ 隙間ブラシ付き ほこりとり グレー CD-BR14GYN

CPUグリスの塗り替え
CPUグリスとは、CPUとCPUクーラーの間に塗って、熱伝導を助けるグリスです。

時間が経って、カピカピになると接地面が減って熱伝導率が下がるので、数年に1度塗り直すのがいいそうです。
CPUの熱が抜けにくいと感じて、数年塗り直していない場合、ぬりなおしてみるといいかも?
千円ちょっとなので、熱対策の中では安い方だと思います。
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ACTCP00031B / MX4-4G-WS
写真はArctic社のMX-4。
このグリスが無難じゃないかな?
個人的にはサイドパネルを開けるとか、PCケースを替えるとか、簡易水冷システムを替えるとかの方が効果が体感できましたが、これは外せない項目でもあります。
PCからビープ音がなったら、PC名かマザーボード名と音の種類でググる
PCがふっと落ちた後、放電して、冷却して、電源を入れ直したときにPCがピーピーピーピーピーと音を出したのには、本当に驚きました。
「え? 君、音だせたの?」
昔のPCは結構ピーピー言ってたけど、ここ最近聞いていなかったからびっくりしました。
PCが起動しないでピーピーいうときは、「メーカー名」または「PCの型番」または「マザーボード名」と「BIOS警告音」でメーカーのページを探すと警告音の種類がわかります。
※本件についてはGoogleのAIは間違えていました。
ウチは「HP OMEN 30L マザーボード警告音」で検索しました。

赤のLEDが長音、白のLEDが短音に対応しているみたいです。
上のページの「HPデスクトップPC – 起動中にコンピューターからビープ音がなるか、ランプが点滅する」のページに入ると、対応法が書いてありました。

引用元:
HP LIVEサポートナビ LED が点滅したり、ビープ音が鳴って起動できない
HP デスクトップ PC – 起動中にコンピューターからビープ音が鳴るか、ランプが点滅する
HPのOMENはこういうサポート情報がかなり強くて助かりました。

ブルスクはストップコードをググる
ブルースクリーンが出たときは、QRコードの横の方にストップコードが出ていると思うので、そちらをGoogleすると、ざっくり問題個所がわかります。
私がモンハンワイルズで経験したのは、
- INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
- MEMORY_MANAGEMENT
の2つでした。
これと、

これです。

INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
起こったことを簡単に書くと、
- ブルースクリーンINACCESSIBLE_BOOT_DEVICEが出た
- 別のPCでWindows11をインストールメディアを作成したが、インストールが始まらない。
- 新しいSSDを購入し、2で作ったメディアでWindowsをクリーンインストール
- 古いSSDを第2SSDスロットに差して、フォーマットしたら、なぜかフォーマットできた
- 古いSSDを第1SSDスロットに差して、再びWindowsのクリーンインストールを試みたら、なぜか成功
- 新しいSSDはもったいないから第2SSDスロットで再フォーマットして、ストレージとして利用
なんでよ!?
ウチのSSDスロットはPCIe Gen3接続なのですが、SSDは後方互換性があるので、マザボを買い直すことになった時に快適に使えるようにGen4を買いました。
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Western Digital ウエスタンデジタル WD BLACK M.2 SSD 内蔵 2TB NVMe PCIe Gen4 x4 (読取り最大 7300MB/s 書込み最大 6600MB/s) ゲーミング PC WDS200T2X0E-EC SN850X
あと、SSD用のヒートシンクも買いました。
それなのに、ウチの第2SSDスロットは底面にふわふわのサーマルパッドがついていて、底面と挟むタイプのヒートシンクは使えませんでした。
んで、結局、上から貼りつけるだけのタイプを買い直して、これ使ってます。
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サンワサプライ(Sanwa Supply) M.2 SSD用ヒートシンク TK-HM5S
ウチのラズパイのヒートシンクより安い……
よく調べてから買いましょう!
ヒートシンクがあるタイプのSSDも存在するので、そっちでもよかったかも?
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Western Digital ウエスタンデジタル WD BLACK M.2 SSD 内蔵 ヒートシンク搭載 2TB PS5動作確認済 NVMe PCIe Gen4 x4 WDS200T2XHE-EC SN850X
ちなみに、ウチはPCが修理できないことも想定して、Z890やX870E/X870のような最新世代のマザーボードも覗いたところ、OS用のSSDはPCIe Gen5、ストレージ用のチップセット経由のSSDはGen4のような構成のマザーボードがほとんどだったので、ストレージ用を想定したGen4 2TBを購入しました。
OSやプログラム、ソフト、アプリだけを保存するシステムドライブ用途ならGen5の1TBを買ったと思います。
Western Digitalの製品で統一しているのは、別にWDのファンだからというわけではなく、OSまるごとSSDをクローンするソフト「Acronis® True Image™ WD Edition」があって便利だからです。
OSが入っているドライブは、パーテーションの設定などの要因で、コピーすることができず、クローンソフトを使います。
PCが壊れている時に、別のPCでクローンを作りたいときとか、OS丸ごとバックアップを作っておきたい時なんかに便利です。
Samsungなら「Samsung Magicianソフトウェア」、Crucialなら「True Image for Crucial」があって、いずれも新しい方のSSD側がその会社の製品なら使えた気がします。
(クローンしたい場合、最新情報を調べてから買ってくださいね)

MEMORY_MANAGEMENT
メモリー系のエラーはいっぱい出て、うろ覚えです。
「MEMORY_MANAGEMENT」のブルースクリーンが出たことと、BIOS警告音「メモリーエラー」が出たことがあって、どちらもPCを冷やして、放電して、物理的にメモリを刺し直したら直っていました。
ちなみにその頃は、サイドパネルを外して、PCを横に寝かせて、いつでもメモリを刺し直せるようにして遊んでいました。
そこまでしてモンハンワイルズで遊ぶ必要があるかは謎です。
せめてストーリークリアするまで、と思っていたのですが、最終的にブートしなくなったのでメモリも買い直しました。
メモリを買うときは要注意!
メモリはSSDより商品選びが難しいです。
まず、CPUによって付けられるメモリが違います。
特にDDR4とDDR5は、電圧制御の担当が変わったり、ホームファクターが変わったりしているので、お互いのスロットには刺さりません。
型番 | メモリ種類 | チャンネル | 最大メモリ | 最大帯域幅 |
Core Ultra 7 Gen2 265K | Up to DDR5 6400 MT/s | 2 | 256 GB | |
Core Ultra 7 Gen1 H165-HL | Up to DDR5 5600 MT/s | 2 | 96 GB | |
Intel Core i7-14700K | Up to DDR5 5600 MT/s Up to DDR4 3200 MT/s | 2 | 192 GB | 89.6 GB/s |
Intel Core i7-13700K | Up to DDR5 5600 MT/s Up to DDR4 3200 MT/s | 2 | 192 GB | 89.6 GB/s |
Intel Core i7-12700K | Up to DDR5 4800 MT/s Up to DDR4 3200 MT/s | 2 | 128 GB | 76.8 GB/s |
Intel Core-i7 11700K | DDR4-3200 | 2 | 128 GB | 50 GB/s |
Intel Core-i7 10700K | DDR4-2933 | 2 | 128 GB | 41.6 GB/s |
Intel Core-i7 9700K | DDR4-2666 | 2 | 128 GB | 41.6 GB/s |
Intel Core-i7 8700K | DDR4-2666 | 2 | 128 GB | 41.6 GB/s |
Intel Core-i7 7700K | DDR4-2133/2400, DDR3L-1333/1600 @ 1.35V | 2 | 64 GB | |
Intel Core-i7 6700K | DDR4-1866/2133, DDR3L-1333/1600 @ 1.35V | 2 | 34.1 GB/s |
それから、マザーボードでもサポートしているメモリでないと使えません。
Intel Core-iシリーズなら、12~14世代はDDR4からDDR5に変わる過渡期なので、同じLGA1700ソケットでも、DDR4のモデルとDDR5のモデルがあります。
MPG Z690 EDGE WIFI (DDR5)

MPG Z790 EDGE WIFI (DDR4)

特に、オーバークロックしようとしている場合、XMP対応などを細かく調べてから買う必要があります。
「マザボ名 動作確認済み システムメモリ」などで調べれば見つかりやすいかもですが、CPUの限界も考慮しながら選んでください。
複雑なので、メモリに関しては私が商品の紹介はやめておきます。
ブートしなくなったら、修理屋へ!
ブートしないというのは、電源を入れた後、ぷしゅっと起動をあきらめたり、コリコリコリコリっと何かやってそうなんだけれど動かなかったり、ピーーーーーって言ったりする状態のことです。
私の経験では、寿命とか、BIOS用のボタン電池が切れてブートしなくなる感じだったのですが、モンハンワイルズは一味違います。
ふつーに壊れてブートしなくなりました。
私は電源を入れた後、ファンが回っているのにメモリがコリコリコリコリとなった後にプシューンと落ちていたのと、それまでにメモリ関連のエラーが多かったので、メモリを買い直したら直りましたが、ブートしなくなったら、専門家に頼るのがいいと思います。
特に保証期間中のPCは「とりあえずメーカーに相談」でいいと思う。
うちは5年目のPCだから、壊れてもいいやっていうつもりでいろいろ触ってますけど、持っていくのを面倒くさがらずにプロを頼るっていうのはアリです。
モニターとの相性問題もあった
これは、復旧中のことでしたが、DP接続のモニターでは映像出力ができませんでした。
PCのファンは回っているし、水冷ヘッドやメモリの光り具合的にブートしているっぽいんだけど、モニターに映らない。
それで、HDMIでテレビと接続したら映りました。
摩訶不思議。
そんなのわかんないからここで結構苦戦しました。

あと、光るって大事だよなと思いましたwww
他は忘れた
あんまりお金をかけない工夫を重ねたうえで、最終的にPCが壊れたのは、ゲーム進行度で言うと、下位のヌ・エグドラ戦でした。
ブートしなくなりました。
アズズで初見の「ヌ・エグドラ」がずっと逆さまになって天井に張りついているのを見て、「このモンスター、操虫棍以外でどうやって倒すの?」と思ってたら、PCが終わりました。
それまでもクラッシュだらけで、遊んでいる時間よりPCの復旧にかかる時間の方が長かったです。
毎回、問題個所が違うから、ひたすら振り回されていた記憶しかありません。
CEDECで『モンスターハンターワイルズ』を快適な動作に導く!パフォーマンス調整の全て」という公演が予定されていると聞いた時、爆笑しました。

カプコンさんよりもユーザーの方が戦っている気がします。
最後に
14武器周回進捗

発売前のインタビューで開発者の人がPS5の性能を最大限に引き出すゲームと言っていましたので、「意図された高負荷ゲー」なが、クソ。
程度ってもんが、あるでしょう?
ベンチマークの判定おかしいし……
推奨スペックは下げるべきではなかったんじゃないでしょうか?
ワールドの時も、PS4をSSDに換装しないと遊べない「意図された高負荷ゲー」でしたが、あのころとは段違いでクソ。
ワールドも8年経った今では、別に大して重くないゲームですから、そういう感じで未来を見据えた高負荷設計なのかな?と解釈しています。
2025年のサイパンポジション狙い的な?
でもね、サイパンは確かにハードをぶっ壊したりしていたけれど、圧倒的にきれいだった。
モンハンワイルズは、公害レベルのスモッグを映像表現するためにPCを酷使している感じがするのが、猛烈にクソい。
このゲームのためにPCを買い替えるのはなんか悔しいんですよね。
アンセムはハードクラッシャーだとの話が発売してすぐに出たから、私は遠慮しましたが、ゲームシステムが先鋭的で面白そうだったから、直ったら遊びたかった。
黒神話悟空も相当重かったけど、あれはアクションゲーマーに愛されたから、それぞれ適宜設定を落としてやり過ごせていたのかな?
負荷とパフォーマンスが見合っていないジェダイサバイバーも巷の評価がかなり評判が悪かったような気がするけれど、私はクラッシュしたことない。
そういう有名な激重ゲームは年に1個ぐらいはあるものなんですが、モンハンワイルズはソフトじゃなく、PCが落ちるし、ラグり始めてからダウンするまでが早い感触で、設定を一番下まで落としても、逆にCPU負荷が増えるだけ。
なんなのよ!
現在、下位「ヌ・エグドラ」戦の再挑戦中。
今回はストーリークリアしたい。
それから「ワイルズがPCを壊したわけではない」ってのが、ちょっとよくわかんない。
サイパンが壊した。アンセムが壊した。黒神話悟空で壊れた。
別に「壊した」で違和感はないんですが……
なんでワイルズだけ「ワイルズが壊したわけではない」がまかり通るのか?
課題認知がなされていないようで不安になります。
最初は公式の発言かと思って、ぎょっとしました。
壊したじゃダメなの?
私は「ワイルズがシステムデータを壊した」と思っているし、「ワイルズがメモリを壊した」と思ってる。
だってほかのゲームでは壊れなかったし、修理してから3ヶ月は別ゲーは遊べてる。
「ワイルズがPCを壊したんじゃない」というと、なにも知らない人にワイルズは何も悪くないような印象を与えます。
それは流石に酷いと思って調べたら、公式の発言ではないようでしたし、公式サイトを見に行ったら、パフォーマンス改善についても「課題として認知していそう?」な感じがしたので、胸をなでおろしました。
私は5年モノのPCだから、「きっかけにすぎない」と言われても仕方がないかもしれないけれど、ワイルズは「きっかけ」が多すぎるんですよ。
ワイルズのために買った新品のPCが不調な人もいるんでしょう?
もし新品なのに「ワイルズが壊したわけではない」と言われたら、もやーーーーっとするよ、きっと。
あと、REframeworkというModを入れると、問題になっているアンチチートを無効化する処理が含まれていて、軽くなっていいそうなのですが、GitHubを覗いたら、ワイルズのためのModじゃなくて、REエンジンのゲーム群に対する包括的なベースフレームワークみたいなので、思ったより適用範囲が大きくて、私は導入をやめときました。
※実は、フレンドとマルチプレイで遊ぶ可能性がないとは言い切れないから、倫理的な観点からやめたというのが大きいです。
なんというか、発売から1ヶ月も経たずに、ストーリークリアも諦めて離脱したときは、「そんなゲームにあたることもあるさ」といった感じで、特に怒ったりしてはおらず、淡々と別ゲーで遊んでいたんですが……
この記事が、びっくりするぐらい長文なあたり、「ワイルズのせいでPCが壊れることはない」という表現をみて、ブチ切れてしまっていたことに今更気づきました。
ワイルズのせいで、すごく苦労したんですよ。
壊れたことには怒ってないけど、責任転嫁は許さん!
くそが!!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。