PS5 Proのモンハンワイルズプレイ動画って、画質がいいなあと思って、どんなスペックなのか調べたら、奇しくも現在のウチの構成に近かったんです。
ぐふっ。
PS 5 Proのスペック
まずネットで拾ってきたPS5のスペックはこちら。
- SOC: Zen2 アーキテクチャ, RDNA 2~4 Hybrid GPU
- Process Rule: TSMC 4nm
- Compute Unit: 60
- Memory (CPU): DDR5-5600, 2GB
- Memory (GPU): GDDR6, 16GB, 576GB/s
- Storage: 2TB
- Wifi: 7
- Bluetooth: 5.1
- PSU: 420W
PS5 Proの発表がなされた時、がっかりした人が多かったみたいなんですが、情報が出揃った今となっては、杞憂だったって感じでしょうか?
ウチの2020年モノのCPU、intel Core i7 10700Kは、プロセスルール14nmです。4nm? すごいね?
PS5の7nmからもさらにちっちゃくなってますね。
しかも、Zen2アーキテクチャーなのにDDR5メモリ搭載とかいう反則技をかましてます。
GDDR6のメモリバンド幅も576GB/sで、PS4の448 GB/sから増えていますし、バス幅256bitクラスです!
しかも、PCIe Gen4 の M.2 NVMe SSDが2TBだって。
なかなかいいじゃん?
なんてったって、RDNA4の機能まで採用していますからね。2025年水準の画質になりますよ?
PS5 Proと同等のCPU
GoogleのAIが導き出したPS5 Proと同等の性能があるCPUは、AMD Ryzen 7 3700Xでした。

発表時には、5年前のZen2アーキテクチャーでがっかりした人もいたみたいですが……
PS5 ProはOS用に2GBのDDR5-5600メモリを積んでいるそうなので、DDR5対応のAM5チップセットRyzen 7000番台(Zen4)以降のCPUに使われている技術を取り入れているんですよね?
Zen2やZen3にDDR5が搭載されているPCなんてないので、DDR4のZen2/Zen3やCommet Lake (第10世代)/Rocket Lake (第11世代)よりはよさそう。
とはいえ、この2GBは飽くまでOS用であることを考えると、ゲーム性能に影響がないなら、AMD Ryzen 7 3700Xと同じでもいいかも。
AMD Ryzen 7 3700Xと同等のintel社のCPUは、Core i7 10700Kです。

うちの子じゃん!?
但し、OS以外、つまりゲーム用途は、16GBのGDDR6を使うみたいなので……
その場合、GDDR6相当のCPU-DDRはDDR5以上とのこと。

ゲームがCPUにさせるグラフィック処理以外の作業も(得意不得意あれど)GDDR6で動かすのですから、強そう。
流石、SoC(統合型集積回路?)
PS5 Proと同等のGPU
PS5 ProでのモンハンワイルズのYoutube動画は、映像の美しさがFSR4レベルだと思ったら、実際にFSR4クラスらしいです。
画面酔い大魔王の私は、あの画質に一目ぼれしました!
PSSRという技術らしいです。
PS5 Proの紹介動画は、画質の違いが重箱の隅をつつくようだと馬鹿にされていたみたいですが……
少なくとも、モンハンワイルズのプレイ動画に関しては、画面酔い大魔王がハッとするぐらいのレベルがあります。
エイリアスが効いていて像がスッキリしている感じです。
無印PS5はRDNA2世代で、これもベースはRDNA2のままと聞いてがっかりされた人もいるようですが、PS5 Proは飽くまでベースがそのままなだけで、RDNA4の技術まで取り入れているんだから、RDNA4世代と言っていいんじゃないでしょうか?
正直言って、RDNA3世代のFSR3はエイリアス処理の甘さとちらつきが気になっていい印象がありませんでしたが、RDNA4世代のFSR4はめちゃ綺麗です。
乗り換えたもん。
RX9000番台!
だから、PS5 ProのGPU性能を、Radeon RX6800 (RDNA2)やRTX3070 (Ampere)世代と比較するのは、違う。

GeForce RTX3080からRadeon RX9060XTに乗り換えたからわかるんです。
グラボとしてはRTX3080の方が強いと言われますが、映像の美しさは、RTX3080では太刀打ちできませんでした。
これがRTX3080のスクショで、

こっちがRX9060XTのスクショです。

FSR4、最高です!!
今だと、グラボの処理能力的にはRDNA3世代のRX7800XTの方が格上で、値段的にもRX9060XTに近いため、RX7800XTの方がコスパがいいといわれますが、作ることができる像はFSR3までのRX7800XTよりもFSR4の方が圧倒的にきれいに見えたので、こちらを買いました。
(RX9070XTにしなかった理由は、夏用に消費電力を減らしたモデルが欲しかったからです)
ともかくも。
PS5 ProのPSSRがFSR4レベルなのであれば、PS5 Proも最新世代クラスの描画性能があるんでしょう。
画面酔いする人には違いが判ると思う。
では、RDNA4世代のどのグラボ相当なのかというと……
PS5 ProのCU(Compute Unit)は、60なので、これはRX9070やRX9070XTに相当するCU数なのですが、トータルで16GBのGDDR6メモリを、CPU的作業にも使うことを考えると、CPUをあまり使わないゲームではRX9070相当、CPUを使うゲームではGPU性能はCUが32のRX9060XT寄りになるのかな?

PS5 Proのモンハンワイルズは、「解像度優先」(4K/30fps)と「バランス」(4K/40fps)がレイトレオンで、「パフォーマンス優先」(4K/60fps)がレイトレオフらしいです。
Youtuberさんたちはそこに大きな違いはないからと、「パフォーマンス優先」でフレームレートを上げた方が滑らかになると言っている人がいたんですが……
RX9060XT(16GB)では、レイトレオンとオフの差は明白です。
もう、全然違う!
フレームレートが30ぐらいに下がってもレイトレオンの方が圧倒的にキレイで見やすく感じます。
画面酔い大魔王の私がPS5 ProのYoutube動画を見るに、PS5 Proのレイトレは上品に見えるので、「解像度優先」だとFSR4のレイトレ【中】で、「バランス」だとレイトレ【低】ぐらいなのかな?
この辺はPSSRとFSR4の違いなのでしょうかね?
映像品質基準でPS5 Proと同等のPCの価格
映像品質基準でPS5 Proと同等のPCを組もうとすると、合計168,515円でした。
| パーツ | 商品名 | 最安値 | 備考 |
| CPU | Ryzen 6 7600X | 26,980 | DDR5対応 PCIE gen5 x 16対応 |
| GPU | Radeon RX9060XT (16GB) | 59,800 | FSR4対応 16GBじゃないと 4K/30fpsは苦しい とおもう |
| マザー | Asrock B650M Pro X3D | 16,980 | B650チップセット PCIE gen5 x 16対応 Micro ATX |
| メモリ | Corsair DDR5 PC5-44800 32GB 2枚組 | 21,564 | ワイルズは16GB じゃ無理だと思う |
| SSD | Crucial P3 Plus CT2000P3PSSD8 | 16,780 | Gen4 x 4, 2TB |
| 簡易 水冷 | SILVERSTONE SST-PF240-ARGB-V2 | 7,580 | 240mm, AM5対応 4 Pin PWM 4-1 Pin ARGB |
| ケースファン | Arctic P12 PWM PST x 3 | 2,700 | 120㎜ PWM 4pin |
| ケース | Thermaltake S100 TG | 4,824 | MicroATX対応 前面・天面ファン 280㎜まで |
| 電源 | SILVERSTONE SST-ET550-G | 10,480 | 550W 80PLUS Gold |
| グリス | Thermal Grizzly | 827 | 1g |
他にいるものありますっけ?
ケースやファンの値段を見てわかるように、できるだけ安いパーツで構成しています。
ただ、モンハンワイルズで遊ぶとき、ウチのCPUは簡易水冷120mmで80℃に差し掛かるので、240㎜の簡易水冷にしました。
あと、CPUとGPUのメモリ量は、SoCになっているPS5 Proと違い、それぞれ必要なので、RAM 32GB、VRAM 16GBにしておきました。
※RAM 16GB、VRAM 8GBでは4K/30fpsが出せない気がします。
PCとしての演算性能だけを見てZen2とRDNA2で組めばこれよりはるかに安くなると思いますが……
描画のクオリティーをPS5 Proに揃えるためにメモリ世代、SSD世代、RDNA世代をPS5に合わせると、こうなりました。
12万円、安いんじゃないですか?
PS5は絞るところは絞って、技術のいいとこ取りしてる感じがしますね。
最後に
14武器周回進捗、第29週目

最後までお読みいただきましてありがとうございました。