【ネタバレなし】トータルリコール、レビュー

1990年の同名映画のリメイクとしては、評判が悪いケド、「言う程悪くないじゃない?」っというのが私の率直な感想。

世界設定には大きなツッコミどころがあるけれど、トーンや世界観は現代風で楽しかったし、プロットはオリジナルに忠実なので、アイデアの良さはそのまま残っていました。

基本情報

邦題トータル・リコール
原題Total Recall
タイプSF
公開年2012-08-29
監督 レン・ワイズマン
原作者 フィリップ・K・ディック
出演者 ケイト・ベッキンセイル, ビル・ナイ, コリン・ファレル
おすすめ度4 (1~5点)

トレーラー

2012/8/10(金)公開『トータル・リコール』本予告

ストーリー

化学汚染され、居住可能なエリアが最も貴重な資源となった地球。

富裕層が住む「ブリテン連邦」と貧困層が住む「植民地」の間を地球の中心を貫通する巨大エレベーターが建設され、「植民地」の労働者はこの巨大エレベーターを通って通勤する。

この植民地の労働者、ダグは、息苦しい日常から脱出するために、記憶を塗り替えることができる「リコール社」へ訪れる。

感想

First things first.

「流石にそれはないんじゃない?」っと思ったのが、「The United Federation of Britain」と「The Colony」の設定が、イギリスとオーストラリアであること。

お金持ちの白人が住まうイギリスと、小汚くごった返したアジアテイストの植民地…

おい!

まぁ、このご時世によくもこんな設定にしたものだと、失笑しました。

登場人物

1990年のアーノルド・シュワルツェネッガーが演じた主人公が好きな人たちからは評判が悪かったようですね。

主人公は現実に息苦しさを感じている労働者なので、期待されているお茶目な役作りよりも、手堅くまとめたコリン・ファレルの演技は、ぐっと共感できて、いいと思うけどな…

主人公の妻の役のケート・ベッキンセールが凄くかっこよかった。この人の吹っ切れたメリハリのある演技がこの映画に大きな魅力をつけ足していました。

ヒロイン、その他サポートも手堅い演技でした。

現代的な映像と世界描写

居住区が限られているので、町の作りがゴミゴミしていたり、やたら縦長だったりしてSFらしい世界が作られていました。

特に「植民地」の方では、アクションゲームで動き回れたら絶対迷う!っと断言できるごちゃごちゃして楽しそうな街でした。小汚いケド。

それから地球を貫通するエレベーターの案は斬新ですごく好き!

アクション

アクションはちょっと充実しすぎていたかも。

肉弾戦のアクション、ごちゃごちゃした街並みを活かした逃亡劇、縦長の街を存分に活かしたシティーチェイス、地球貫通エレベーターの中での近未来バトル。

どれも面白かったんですが、いちいち尺が長くて、ちょっとずつ削って、ストーリーの補完に使ってくれたらバランスがいいカモ。

テーマ・プロット・脚本

プロットはオリジナルに忠実で、すごくよく出来ています。

予告編にあるように、リコール社にて記憶を入れ替えてから、今起こっているのが、夢なのか?、現実なのか?、元の記憶を取り戻したいのか?、新しい現実を生きたいのか?

興味深いテーマですね。

最後に

イギリスとオーストラリアの世界設定を除けば、いい出来栄えのSFで、過去作と比較してケチをつけられるのが気の毒になる良作でした。

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