【後半ネタバレ】ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス、レビュー

4.0

映画版『ハンガーゲーム』の4部作の3つ目の作品『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』のネタバレ感想文です。ヒロインのカットニスは反乱軍、恋人のピータは正規軍と離れ離れになった状態で、キャピトルへの本格的な反乱が始まります。

政治的&帝王学的な色がより強まって、大人っぽい内容になっていました。

基本情報

原題The Hunger Games: Mockingjay – Part 1
邦題ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス
タイプSF
公開日2014年11月21日
監督フランシス・ローレンス
脚本ダニー・ストロング
ピーター・クレイグ
原作者スーザン・コリンズ
おすすめ度4.0 (1~5点)

トレーラー

『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』予告篇

あらすじ

独裁国家パネムで反乱の目を摘むために行われる12の地区の代表によるサバイバルゲーム、ハンガーゲーム。過去の勝者を集めて行われた第75周年記念大会で反乱がおこり、国家軍が壊滅に追いやった第13地区へ集結する。

74回大会の異例のペア勝者のカットニスは革命軍、ピータは国家軍の広告塔として利用される。また、フィニックの恋人アニー、ジョアンナもキャピトルに囚われており、カットニスは仲間を救出するために奔走する。

脚本、世界観

脚本家がまた変わった…っとガッカリしたものの、違和感なく鑑賞できる仕上がりでした。

ティーンエージャーのバトルロワイアルだった1作目、失意の底で大人たちも巻き込んだ反乱の炎を育てた2作目で築かれた煌びやかで強大なキャピトルと素朴で弱い12地区が好対比を見せた世界観。ここに本3作目で、第13地区という軍事力を持つ地区が復活し、キャピトルに対抗することが出来るようになった、ダイナミックで深みのある世界観になりました。

登場人物

第1作、第2作の大変贅沢なキャストに、アルマ・コイン大統領役のジュリアン・ムーアとボッグス将軍役のマハーシャラ・アリとそのクルーなどの第13地区メンバー、第8地区のペイラー指揮官、キャピトルからのプロモチームが加わり、更に人数が膨れ上がりました。

それでもストーリー・脚本でしっかり役割付けをしているので、大人数でも混乱なく鑑賞できるようになっていたし、キャピトル人のポーラックスやクレシダなどの好感度の高さに感心しました。

アクション、笑い

今作でもアクションがいっぱいあるのですが、魅せるアクションよりも、ストーリーを伝えるアクションが多くて、前2作よりも地味に感じました。

夜間や雨天などは、GCIを誤魔化すためにわざと粗が分かりにくくしているのかもしれませんが、見づらいシーンが増えた印象です。

後は、プリムと猫のシーンのようになかった方がよいアクションシーンが増えたかな。

映像美

キャピトルの施設などCGIはこれまで同様に世界の表現に大きく貢献しているのですが、暗い世界だし、色や装飾など全体的に地味でした。

【ネタバレ】ストーリー

第13地区にて保護されているカットニスは、キャピトルに囚われているピータのことが気になって仕方がない。それはフィニックも同様で、ピータとジョアンナを助けられなかったこと、恋人のアニーもキャピトルに囚われ、むせび泣く。

第13地区のボックス大佐にいざなわれ、アルマ・コイン大統領と面会。コイン大統領曰く、カットニスに刺激され7つの地区で反乱が起きており、反乱のシンボルである「マネシカケス」(Mocking Jay)が生きている様子を国民に知らしめ、革命を広げたい。

しかし、カットニスの頭の中にはピータしかいない様子。

ヘヴンズビーの計らいで壊滅した第12地区を目の当たりにしたカットニスは、自宅に置かれた白いバラを見て、スノー大統領のカットニスに対する個人的な警告を知る。また第13地区に戻った後、ピータのテレビスピーチを観て胸を撫で下ろすと共に、平和と停戦の呼びかけをする第13地区のピータ批判をみて危機感を覚える。

翌朝、カットニスは、ピータ、ジョアンナ、アニーをできるだけ早く救出し、全ての罪が許される恩赦を与えることを第13地区の全員に通知することを条件に、反乱のシンボルとして活動をすることを約束する。

そこにキャピトルから半ば強引に政治亡命させられたエフィー、アルコールを抜いたヘイミッチ、カットニスを補助するために自力でキャピトルを抜け出したプロモーションクルーが参加する。

ペイラー司令官に案内され、第8地区の負傷者を慰問したカットニス。そのことを知ったスノウは、病院を爆撃し、カットニスの怒りと共に、反乱軍の勢いは加速する。

第13地区に戻ったカットニスは、ゲイルとしばしの穏やかな時間を共にするが、ピータのやつれはてた姿を見て心が割かれるカットニスは、ゲイルのピータに対する冷たい反応に反発する。

ピータとカットニスの故郷「第12地区」の惨状をプロモで見せてピータに状況を伝えようとするカットニスですが、ビーティ―がキャピトルにいた頃に設計した不落の情報セキュリティに阻まれてキャピトルまで届きません。キャピトル以外の民衆は更に刺激されて、革命の勢いは大きく増します。

これに対抗するキャピトルは、更にボロボロになったピータに停戦を呼びかけさせるが、そこにカットニスのプロモが差し込まれ、ピータはキャピトルが第13地区が総攻撃することを警告します。ピータの警告で被害を最小限にとどめることが出来た第13地区。

コイン大統領はカットニスに第13地区もカットニスも無事であることを伝えるプロモの撮影を依頼するが、カットニスは被弾の後にばらまかれた白いバラを見て、ピータの命の危険を察知し、動転してしまう。

プロモはもう一人のビクターであるフィニックが肩代わりし、キャピトルの全ての通信を阻害している間に、「キャピトルの武器としてのピータ」らの救出隊を出動させる。

ところが、フィニックの通信は強制終了されそうになり、カットニス自身がスノウ大統領に直接話しかけ、2人の直接対談が始まる。カットニスは、ピータの命を救ってくれれば、自分は革命軍のシンボルをやめるし、ピータの代わりに捕虜になりたいと申し出るが、スノウは拒否。

但し、ピータ、ジョアンナ、アニーは、逃がして貰えたかのように救出される。

ピータに面会に行ったカットニスは、ピータに首を絞められ、昏倒する。ピータはキャピトルで洗脳され、カットニスを全ての元凶だとして憎むようになっていた。

感想

前2作と比べて、はるかに暗くて地味で「楽しさ」が少ない作品でしたが、キャラクターの成長、キャラクター間の絆を深める大事な作品でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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