ワードプレスは”ストック型”、無料ブログは”フロー型”

“ストック型”と”フロー型”をそれぞれ漢字で表すと、在庫型と流動型といったところでしょうか?

在庫型では備蓄量が、流動型では流動量がキーになることをイメージしやすくなりますね。

“ストック型”のコンテンツ

wikipediaには情報がたくさんあることが魅力、amazonにはなんでも売っていることが魅力、というように管理しているコンテンツの量が多いほど価値が高まるのがストック型です。

ストック型のコンテンツは、フロー型よりもスロースタートだがコンテンツの寿命が長いからおススメというような説明をよく見かけます。

しかし、情報が古くなったり、失効した時に、サイトへダメージ(負の影響)を与えます。
当たり前すぎるのかもしれませんが、この点についてしっかり書かずしてストック型をおススメするのは初心者に不親切な気がします。

必要な情報が、必要なときに、有効な状態で、準備できている“必要があり、フロー型の様に書き捨てはできません。

wikipediaの場合は、情報そのものが価値を持ちますが、それでもバージョン情報や更新ログをしっかりとることによって、その情報が現在も利用しうるのかが確認できる様になっています。
Amazonなどのマーケットプレイスでは、販売実態のないショップや商品ページを残しておくことは、顧客満足度の低下につながります。

確かに、比較的長い時間軸で利用可能な耐久性の高いコンテンツですが、その代りその情報が古くなってしまった場合にはゴミに変わり腐臭を放つので、フロー型のそれより大きなダメージをサイトに与えてしまいます。

需要ドリブンですので、その情報が必要な人が検索エンジンから流入するため、検索エンジン最適化(SEO)などを意識したコンテンツ作成が必要です。

流入様式としては、受け身型です。

フロー型のコンテンツ

フロー型のコンテンツは、情報が新鮮な場合に力を発揮します。流動性が高い情報を定期的にフィードしていくニュースサイトや、ツイートやバスなどの短期に爆発的な拡散力を持つコンテンツとの相性が良いようです。

「新しい情報が出ましたよ!」っと呼びかける力が強く、注目を集めることができます。フローコンテンツは、「今、この瞬間に旬」であることが、共有ボタンの利用を促進し、拡散力も生まれます。

フロー型の拡散力を上手く活かせれば新しい訪問者の獲得につながりますし、流入様式としては働き掛け(攻め)型でしょうか?

これらは情報の新鮮さと発信頻度などが勝負ドコロなので、サイトに古い日付の古い情報が残っていたとしても目くじらを立てられることなくすんなり受け入れられ、アーカイブの一部として重宝されます。

そういう意味で、ストック型のコンテンツのように、古くなった情報が腐臭を放つようなことはありません。ある意味割り切って書き捨てで済むので、ケアは楽です。

その代り、最大流入地点が、「発信時」なので、その瞬間に競争力を持つ必要があり、結構レベルが高い勝負になります。

ブログはどちらかと言えばフロー型

ブログは、どちらにでもなりえますが、フロー型の方がやりやすいでしょうね。その方向で作られていますから。

何よりまず、独自拡散力と拡散系メディアとの連携力が各無料ブログプラットホームの売りになっています。

使ったことがないので詳しくは書きませんが、現在最もフロー型としての拡散力を持つプラットホームは、はてなブログだという印象を持っています。
ランキング、シェアの他に、ブックマークやスターレーティングなどでコミュニティーを盛り立てる工夫がされて、それがバズなどに繋がった独特のコミュニティーを形成しているようです。

記事自体は、ストックでもフローでも良いでしょうが、旬のネタだった場合により上手く拡散されやすくなるような環境が出来ています。

書き手の方でも、「日記」的な用途が多く、その日にあった事、その日に考えた事などを新鮮な状態で更新するものだと自然に誘導されています。

3年前の日記が毎日継続的に3年間絶え間なく同じ流入を生むとは期待していません。

「日記」の感覚も手伝って、「毎日更新する!」というように更新頻度が目標となりえます。
それはあたかもニュースメディアが1か月記事を発信しないなんてありえない!と同レベルの責任感を感じ始めたり、書きためて時間が経っちゃって(自分の中で)新鮮感が消えたことで、投稿に気後れが発生したりします。

これらは、フローコンテンツ作成者としてのプロ意識的なものだと解釈しています。

ド素人をして、プロ意識を感じさしめ得るほど、しっかりフロー型を埋め込み磨き上げた(?)無料ブログプラットホーム各社を何気にソンケーするわけです。

一方、ワードプレスは、何もプレッシャーもかけてこないかわりに、何も備わっていません。フロー型で行こうと決めた場合に手間がかかる面倒くさい子だったりします。

ストック型としてのブログ

私がFC2でブログを書いていてとても嫌だったのは、ストック系の訪問者の方がどんどん増えていくことでした。
言い換えると、ブログ村やFC2ランキングからの訪問者を想定して書いている記事なので、数年後に誰かが訪問することを想定していません。
情報が古くなっても更新をしていないことにうっすら罪悪感を感じるため、GoogleやYahooからの訪問者は招かれざる客でした。

ストック型の訪問者に、気持ち悪さを感じるなんて、今考えれば、おバカさんです。

はじめからストック型のコンテンツでの収益化を目指してブログを始める人がどのくらいいるのかわかりません。
私の周りの人たちは、特定のグループだけに情報を公開するタイプのブログを書いている人が多く、読み手もアカウントを持っているか、パスワードを知っているかのいずれかでないと読めなかったりします。
この場合、「今日」何したか?が重要ですが、去年の今日の情報を上書きする必要はなく、古い情報はそこにあっても邪魔にはなりません。

公開状態で書き始めた日記がウケちゃった場合は、そのままフロー型に特化するのが賢明な気がします。日記、つぶやき、動画、フローが軸になった収益化の仕組みが整っていますから。

広告会社が乗ってきて、仕組みを作って、成長していること自体が世の中の流れですから、逆らわないで乗っかっちゃった方が楽ですよね。

ただ、最近は、検索エンジンの結果にブログ記事が表示される掲載率も増えているように思えます。
検索エンジン的には、検索者にとって有用なコンテンツが含まれているページであれば、企業サイトでもブログでも、どちらでもいいんでしょうからね。

この場合は、検索エンジンが有用であるかどうかの判定をする手助けをしなければなりません。

そのうちロボットが更に賢くなって、何もしなくてよくなるかもしれませんが、現在は、サイトマスターがひと工夫しなければなりません。

その工夫にもいろいろありますが、無料ブログでのサポートは弱いです。

例えば、グーグルサーチコンソールに登録するXMLサイトマップは、FC2のサービスとして存在していますが、実際にサイトマップがサーチコンソールにインデックスされたことがありません。

例えば、サイト構造を示すのに、選ぶテンプレート次第でナビケーションバーは実装できますが、そもそも階層構造が持てないブログサービス、ありますよね…

例えば、コンテンツを説明するのに、投稿ページのhead部分のメタタグを自由に記述できるサービスって少ないですよね。

というわけで、初期状態では何もついてないけれど、こういうものを自由に実装できるワードプレスの人気が高かったりするわけですが、地味&地道にこんなことをしなくてもフロー系訪問者からのアクセスは稼げる人は…(皆までは言うまい。)

ただの作文練習者には、ワードプレスが気楽

上記の通り、ワードプレスは拡張性は抜群ですが、基本的に何もついていないので、人を呼び込まない超受け身設計にもできます。

ストック型のサイト運営にも適しているので、定期更新を心がけるために時間に追われながら仕上げたり、仕上がった記事の更新日をコントロールすることなく、出来次第好きな時に好きなだけ更新してよいのも。

更に、個人的に、ある特定の読者層を避けたかった(メインブログ、「9月14日」で永久封印予定に設定している人たち)こともあって、ブログ村から出たり、(記事を削除すると変な広告が出るので)全ページnoindexにしたりしていますが、メジャーな記事は表示されなくなりましたが、インフローが少ない半分のページが今だにインデックスに残っていて、現在の流入の25%程を占めています。

そして何より、ペルソナを記事ごとに変えられるのが気楽です。

ただ、フロー型のペルソナとは相容れない(訪問目的が違う)ので、サイトでファンを育てている人は止めた方がいいかもしれません。

投稿者: のろのろ

ブログのカスタマイズをしては、備忘録を書いています。2017年4月にワードプレスデビューし、試行錯誤しながら寝落ちする感じのへなちょこブロガーです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください