「ストック型」と「フロー型」をそれぞれ漢字で表すと、「在庫型」と「流動型」といったところでしょうか?
ブログのプラットフォームは数多いですが、得意としている型が違うので、メモ。
「ストック型」のコンテンツ
そもそも在庫というのは、いつ何時でも取り出せるように準備しておくもの。
「必要な情報が、必要なときに、有効な状態で、準備できている」記事がストック型。
ストック型のコンテンツは、フロー型よりもスロースタートだがコンテンツの寿命が長いからおススメというような説明を見かけました。
いやいや。
情報が古くなったり、失効した時に、サイトへダメージ(負の影響)を与えます。
だから当ブログでは、記事の投稿日や最終更新日を書いておくことで、読み手が情報の鮮度を知ることができるように工夫しています。
しかも、情報が必要とする人がいなければ成り立ちません。
ワードプレスは「ストック型」が得意
Googleなどの検索エンジンが「在庫」を照会するアクションキーになっていることが多いので、SEOがやりやすいワードプレスが得意とする分野です。
- ワードプレスで「独自ドメイン」が必須となっている事が、Googleのドメインの多様性志向とマッチしている。
- SEOを支援するプラグインが豊富
- カスタマイズの自由度が高く、ウェブサイト型での運用も可能、など。
無料ブログでも、ワードプレス程は得意としていないだけで、サービスを上手く選べば同じことをする方法はあります。
「フロー型」のコンテンツ
素朴な疑問として、フロー型は「何が」流動しているのか? という部分から調べ始めました。
で、動いていればなんでもいいという事が分かりました。
ニュース、フィード、ツイートなど継続的に読者の注目、エンゲージメントを勝ち取るための、「新鮮な情報、頻繁な更新情報」記事が、フロー型。
動いている(流動している)ことそのものが、価値。なんですね。
ストック型のコンテンツのように、古くなった情報が腐臭を放つようなことはありません。ある意味割り切って書き捨てで済むので、ケアは楽です。
但し、発信を止めたら、流動も止まってしまいます。
無料ブログは「フロー型」が得意
はてなブログにしても、ライブドアブログにしても、アメブロにしても、プラットホーム自体にコミュニティーが存在し、動いたことをオーディエンスに伝える拡散力を持っています。
ランキング、シェアの他に、ブックマークやスターレーティングなど、自社の運営するコミュニティーを盛り立てる工夫がされています。
「新しい情報が出ましたよ!」っと呼びかける力が強く、注目を集めることができます。
コミュニティーの中でバズを起こし、短期に爆発的なアクセスを獲得することができます。
これは、ワードプレスには、皆無。
ストックとフローのバランスと軸足
それぞれ、得意、不得意があるだけで、ストック型しか出来ない、フロー型しか出来ないというようなプラットホームは存在しません。
ブログ記事はストック型だけど、フローはTwitterで補てんするとか、フロー型だけど一定頻度ストック型を混ぜるなど。
要はバランスの問題。
但し、どっちが軸なのかは、早目に決めておいた方がいいです!
私がFC2でブログを始めた時は、フロー型で書いていました。ところが、ストック型の訪問者がどんどん増えていきました。
ブログ村やFC2ランキングからの訪問者を想定して書いている記事は、毎日読んでいる人用の「昨日の続き」の様な記事群で、全く背景を知らない人が読んでも、意味が分かりません。
それが申し訳なくて、申し訳なくて。
ワードプレスに引っ越して、誰が何時読んでもよい様に、一話完結型に仕立て直しを始めてから、罪悪感が減りましたw
そして、こちらの方が自分には合っていると理解するまでに2年もかかりました。
自分のブログ運営に同じ違和感を感じている人のお役に立てると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。