スタートレックディスカバリーに対するモヤっとした気持ちを解消するために、好きなキャラクターについて書いてみようと思い立ちました。
ディスカバリーで一番好きなキャラクターは、ミラーユニバース(=並行世界)のテラン皇帝の方のフィリッパ・ジョルジオ。
惑星連合キャプテンの方のフィリッパ・ジョルジオも素敵でしたが、直ぐに死んじゃって本当に残念。
でも流石は名女優、ミシェル・ヨー。どちらのフィリッパも魅了されます。
並行世界の両方を見事に演じる!
平行世界の概念はオリジナルシリーズの頃から存在しています。
オリジナルシリーズでは事故的な状況で、トランスポーター転送時に入れ替わりが発生。DS9では特別な力を借りて移動。エンタプライズでは入れ替わりじゃなく平行世界の描写のみ。
ディスカバリーが初めて「作為的に」並行世界との移動を成し遂げたシリーズという事になるのかな。
いずれにしても、どのシリーズにおいてもこの並行世界は惑星連合のマルチカルチュアル平和主義(?)とは対照的に、残酷な悪い地球人たちの世界です。
その皇帝であるフィリッパ・ジョルジオ皇帝の悪さと賢さはある意味あっぱれ!
そしてアクションシーンがかっこいい!!
流石、ミシェル!!!
残りのグダグダなディスカバリーのストーリープロットに比べて、エンペラー周りはかなりしっかりと作られているし、見ごたえも抜群。
テランエンパイア(地球帝国)での鬼畜っぷりもさることながら、戦争中なのにどこか育ちの良さが抜けない惑星連合メンバーの中に溶け込まない異質な緊張感がまたスゴイ。
第2シリーズの3話で、再登場したジョルジオ皇帝はなんとセクション31にすっぽり収まっていて、新人のリクルートまで始めちゃっていました。
悪に振り切れている彼女にピッタリとハマっています。
スパイ集団、セクション31
セクション31は、プライムディレクティブ(惑星連合の法律=惑星憲章?)31章を拡大解釈してできた惑星連合の秘密組織です。
DS9のDr.バシアが立ち向かおうとして敗北したり(彼もスカウトされていた)、エンタプライズのマルコムが若い頃所属していた関係で巻き込まれたりと、チラホラエピソードが出ていますが、キャプテン・シスコやキャプテン・アーチャーも知らなかったような超極秘な秘密組織です。
スカウトされたアッシュが黒バッジを見た瞬間「Section 31か。黒バッジの存在は聞いたことがあったけど、見るのは初めてだ。」なんて言ってたけど、何で存在を知ってるの?っと、違和感ありまくり。
そういうところがディスカバリーのライターが既存のファンに嫌われる原因なんじゃないかと…
第3話の最後の方で、クローキング(姿が見えなくなる惑星連邦では禁止されている機能)を解いて表れた専用のダークスターフリートがしゅっとしていてかっこよく、彼女によく合っています。
今回、ジョルジオ皇帝やアッシュが内部の人間になることによって、より詳しく描かれることになるかもしれず、これまた目が離せません。
反則気味なディスカバリー…
並行世界、セクション31、キャプテン・パイク、Mr. スポックなど、スタートレックの既存の世界をどんどん投入してきており、ちょっと反則気味な気がしなくもありませんが、ジョルジオ皇帝が存分に楽しませてくれそうなので、なんだかだで期待感が募ります。