Would you~?やCould you~?の主語は、「you」つまり、「あなた」です。この相手を主語にして依頼を促すイギリスの英語にインド駐在を終えたイギリスおのぼりさんは、とろけちゃいます。

大学レベルの教育を受けたインド人は、自分たちを英語ネィティブだと思っているみたいです。そこに異論はありません。ただ、余程ソーシャルレベルの高い人でない限り、言葉遣いが無礼極まりないことに気づけないみたいです。

park in oxford

Do the needful

インド赴任になって最初の部下からのメールにRead below, and do the needful.というメールが届いてギョッとしたことがあります。

「下記を読め、そして、なされるべきことをやれ。」っという意味ですね。

は?
何様??

このDo the needful.という表現は、チームに浸透しており、この表現のメールが多数送られてきて、ずっとムッとしているのを我慢していたわけですが、とうとう耐えかねて、営業部にDo the needful禁止令を発令しました。

上司に命令形でメールを送る営業部従業員へ
“Read below”や”Do the needful”などの表現は、命令形である。国籍に関係なく、上司に対してこのような表現を使うことは、ビジネスの世界ではありえない。一般的には”Could you?”、”Would you?”の様な丁寧な表現が使われる。

前述の様な表現を使用した者のなかで、自らが営業部門長よりも立場が上だと思っている場合は、私の執務室においで頂きたい。話し合いをしましょう。そうでない場合は、このような無礼な表現は差し控えられよ。

日本人は優しい!っというイメージをぶっ壊してしまい、大変申し訳ない。けど、我慢できなかったんですよ。あはは。

後で、営業部員がわらわらやってきて、「そんなつもりはなかった。インドではこの表現は一般的で、顧客もよく使っている。」などと言って去っていきました。

顧客が偉そうなのと、自分も便乗して偉そうにするのは、違うでしょ…

こういうことが他にも起こり、時間が経つにつれ、この人たちは大学を出て、教育レベルはそれなりかもしれないけれど、教養はイマイチなのかもしれないと思うようになりました。

Would you?とCould you?

私は、英語専門ではありませんから、間違えているかもしれません。

Would you?、Could you?という表現は、まず相手を主語にしている点で、自己中心から一歩離れている。

「してください」ではなく、「していただけますか?」と表現するのは、日本も同じ。質問系でアクションを促すことで、決定権を相手に持たせる点で、自己中心から更に一歩離れている。

単に「Will you?」、「Can you?」ではなく、過去形の「Would you?」や「Could you?」に変えているという事は、こちら側は、「(出来ないかもしれないけれど)もしも可能であれば」というようなニュアンスを含んでいる点で、自己中心的から更に一歩離れている。※仮定法過去と同じ概念(?)

更に言えば、イギリスでは「Would you?」の方が「Could you?」より多い。つまり、相手がWilling(やりたがる)か、Possible(できる)かのニュアンスを気付いてか、気づかずしてか、使い分けているっぽいのです。

因みに、同僚に聞いたところでは、「Do the needful」という表現は、イギリスには存在していないそうです。意味は分かると言っていました。笑。

イギリス文化にとろける

イギリスに到着して、第一日目から「Would you?」「Could you?」をはじめとする「相手」ベースの優しい表現が日常的に一般の人の間で飛び交っているので、とろけております。

慣れてくると、なんだか離れがたくなりそうです。

友人には「でた!おのぼりさん(新興国→先進国)発言!普通の事をやたらとありがたがってる。」なんて冷やかされて、ちょっと恥ずかしいのですけれどね。

投稿者: のろのろ

ブログのカスタマイズをしては、備忘録を書いています。2017年4月にワードプレスデビューし、試行錯誤しながら寝落ちする感じのへなちょこブロガーです。

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4件のコメント

  1. のろのろさん
    Would you? Could you?が有り難いというのは気づきませんでした。。
    ~ you?の表現を聞く事があるのですが、当たり前と思わず有り難いと思うようにします!
    譲り合いができるというのは、もしかしたらイギリスが先進国であるが故の余裕があるのかな、と思いました。
    国が発展すると、人々に余裕が出てくるのかな~と。
    ちょっと話が逸れるかもしれませんが、僕はアメリカ人のトイレでの手洗いの時間に先進国らしさを感じます笑
    日本人もしっかり洗う方かと思いますが、アメリカ人はどんな人もその3~5倍位洗っています。
    しっかり教育が行き届いているな~と感心してしまいます。

  2. いぇいぇ。おのぼりさんデビューしなくてもいいと思いますよ。爆笑。

    トイレでの手洗いについては、確かにそうかもです!!

    アメリカのサービスオフィスやレンタルミーティングルームだと、お手洗いにコームとかマウスウォッシュとかいろいろ備えてあったりしますよね!ホテルのスパかとびっくりしました。

  3. こんにちは
    英国人に、Would you?なんて言われると、丁寧だなーと思いますね。
    でも、相手が「Would you mind if I〜」と聞いてきたら、
    No、Yesを間違えて答える自信があります。(笑)

  4. 「英国紳士•淑女」ブランドが効いているのかもしれませんが、話し方は、インド英語に比べ、本当に丁寧な感じです。

    「Would you mind if I〜」は、私にとっても間違いポイントだったんですよ〜。Couldn’t care lessなどもちょっと混乱します。

    そういう表現こそ積極的に練習しなさいって指導されて、素直に頑張っていたんですよね〜。でも練習している間に口癖になっちゃって困っているものもありますから、最近はポジティブな言葉だけ練習するようにしています。

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