我に苦痛を与えよ、スタートレック:ディスカバリー、S1 Ep5【ネタバレ】

1.0

このタイトル、ヤバ。また目をそむけたくなるような残酷なストーリーが展開されそうで怖い。ちなみに原題は「Choose your pain」で、「汝の痛みを選択せよ」的な意味で、主要なメンバーがそれぞれ選択に迫られます。

以下、ネタバレなので、ご注意ください。

ネタバレ、あらすじと感想

バーナムはクマムシが瞬間移動「ジャンプ」に使用されるたびに苦しんで、弱っていることを気にかけて、悪夢を見ます。相談したコーバー医師は、検査を行うことを快諾してくれ、ティリーは「バーナムに時間が出来て感情を感じる余裕が出来た」と励まします。

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クマムシが苦しんでいなかったとしても、動物虐待に見えなくもないよね。

第28宇宙基地では、惑星艦隊の幹部会議が行われており、ロルカ船長から、クリンゴンの襲撃から防衛し、敵の補給を断ち、オフューカス星系へ遠征したことが報告されます。

コーンウェル提督は、胞子ドライブ技術が大きな重要性を持ち、極秘施設で装置の製作に取り掛かっているが、ナビゲーションを担うクマムシを捜索中であり、その間、ディスカバリーは前線に立つのをやめて、元の科学研究業務に戻るように指示されます。また、敵に胞子ドライブの存在に気付かれないように使用の際は艦隊の許可を貰ってからにするように指示します。

ロルカ船長は、ディスカバリー号の戦艦としての戦績を並べますが、聞き入れられません。ロルカ船長が居残っていた会議室にコーンウェル提督が入室し、会議中に言及しなかったマイケル・バーナムの処置について議論します。

「宇宙艦隊規則139-82、戦時はいかなるものも徴兵可能」を盾にバーナムを採用したと主張するロルカ船長に対し、コーンウェル提督は、「艦隊唯一の反逆者で、戦争を引き起こした張本人だと大勢に思われている人間を刑を免れれば艦隊の士気が落ちる」と釘を刺します。

ロルカ船長は、「船の裁量権は与えられているし、自分の船は、自分流でマネージする」っと頑固な姿勢を崩しません。

第28宇宙基地から戻る途中、ロルカ船長は、クリンゴンの襲撃に会い、拉致されます。コーンウェル提督から連絡を受けたサルー船長代理は、テキパキと指示を出し、クマムシを心配して相談に来たバーナムを毅然とした態度で追い返します。

自信がなく、コンピューターに優秀な船長たちの資質を洗い出させます。「勇敢、自己犠牲、聡明、巧みな戦術、思いやり」との事。次に、サルーの実績と照らし合わせて足りないところを指摘してもらいます。

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ロバート・エイプリル、ジョナサン・アーチャー、マシュー・デッカー、フィリッパ・ジョージャウ、クリストファー・パイク、なるほどね。全て映画か過去作・話に出ている人たちですね。

拉致されたロルカ船長と同じ牢に入れられている「ハーコート・フェントン・マッド」(ハリー・マッド)ともう一人スターフリートの生き残りがいました。

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ハリー・マッドは、スタートレックオリジナルシリーズに複数回登場したキャラですが、オリジナルシリーズよりもディスカバリーの方がキャラが立ってていいですね。

そこにクリンゴンが訪れ、エピソード5の原題「Choose your pain」(=汝の痛みを選択せよ)と尋ねます。それは、自分が拷問に連れていかれるか、他人を拷問に指名することのどちらの痛みを選ぶかという、囚人同士が仲良くならないようにするためのクリンゴン式囚人管理術でした。

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いや、ホント残酷だよね。この2年間、このレビューを公開しないで寝かせていた理由が「残酷すぎる事を書きたくないから」だったことを思い出しました。

しばしの後、アッシュ・タイラー大尉が戻ってきて、イェーガー号のスティーヴン・マランヴィル船長が亡くなったことが語られます。更にタイラー大尉は、この囚人船の女キャプテンに気に入られて生き延びたことが分かります。

ロルカ船長は、タイラー大尉と脱出方法を相談しますが、途中でハリー・マッドのロボペットに食べ物を奪われ、中断します。ハリーの話では、民草は艦隊が始めた戦争にウンザリしていると伝えます。

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ハリーの口から「boldly go where no man has gone before」(人類最後の開拓地へ発進)が出てくるとは思いがけませんでした。ハリーはどっちの味方でもないってのもハリーらしいですね。

その後、拷問室につれていかれたロルカ船長は、ヴォークに忠誠を誓っていたルレルにより、傷ついた目に光照射の拷問を受けます。

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何度でも言う!ディスカバリーのクリンゴンはブサイクすぎてキツイ。クワークの妻グリカにしても、ウォーフの最初の妻ケイリースにしても、特殊メイクながらも、かわいさや美しさを感じられましたが、ルレルはムリ。ホント酷い顔。

また、ハリーとロルカの会話で、ロルカ船長はUSSブランの唯一の生き残りで、それは、スター・トレックでは船長が最後に下船するのが一般的ですが、クリンゴンに捕まった後にクルーがクリンゴンの拷問を受けるのに耐えられなかったロルカは自らブランを爆破したことを告白します。これがロルカの痛みの選択ですね。

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私の知っているクリンゴンには、不公平だけど裁判があって、ダイリチウムの鉱山などで過酷な労役に駆り出されることはありますが、ロルカ船長が説明したような残酷な拷問は初耳でした。

ディスカバリー号では、バーナムとコーバー医師は、クマムシの体調についてスタメッツ大尉に報告します。スタメッツ的にはそもそもクマムシをナビゲーションに使うのはバーナムの案で、自分は生き物を利用するつもりはなかったのだから、さっさと自分で代替案を考えろとごもっともなことを返していました。

とはいえ、そこは科学者スタメッツ、何だかだ言って、バーナム、ティリーと共に解決策を考えます。まず、航路は全宇宙に広がった菌の根「マイセリウム」が銀河間の高速道路網として張り巡らされていて、クマムシは外来DNAをゲノムに取り込み遺伝子を水平伝播することができるから、菌の遺伝子を借り、胞子と共生してこのネットワークで銀河を移動できる。このため、クマムシに目的地の座標を伝えれば、そこへ向かうことができる。これを応用して、菌にクマムシと思い込ませることに成功すれば、クマムシでなくともスポアドライブを操縦することができる。

ところが、クマムシと互換性がある生物が見つかりません。そうこうしている内に、スポアドライブを停止している事をサルー艦長代理に見つかってしまい、バーナムが命令違反の独断行動でロルカ船長救出ミッションを遅らせていると叱責され、自室での謹慎を命じられます。

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前回との違いは、スタメッツとティリーがサポートしてくれることですね。

スタメッツとティリーはサルーの指示に従い、ロルカ船長を救うための「ジャンプ」を実行しますが、クマムシは水分を吐き出して永久的な休眠状態に入ります。生命反応も殆どないというコーバー医師に、サルーは「水を与えて元に戻せ」と命令し、コーバー医師は「命を奪う行為に加担しない」ときっぱり断ります。そしてスタメッツに何とかするように命じます。

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前回まではディスカバリーの良心のようにふるまっていたサルーが鬼畜になっていて、ショックです。

一方、ロルカ船長とタイラー大尉は、拷問の迎えが来た時に協力してクリンゴンを倒し、船を抜け出します。

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クリンゴンのフェイザーには、スタン設定はないらしく、直撃したら蒸発します。残酷すぎ。ところがルレルだけは、やけどで済みます。うーん。

ところがスタメッツは、研究室に倒れていました。自分にクマムシのDNAを注入し、自ら実験体となることで、クマムシを犠牲にするのではなく、自らを犠牲にすることを選んだのです。

サルーはバーナムの部屋を訪ね、ロルカ船長の救出に成功したことを伝え、彼がバーナムを怖がっているのではなく、嫉妬していたことを告白し、休眠状態にあるクマムシを救うことを命じます。バーナムはサルーにジョージャウ船長の遺品を託します。

バーナムとティリーの二人は、クマムシにマイセリウム胞子を与え、宇宙に離します。

最後になんと、スタメッツ&コーバー医師が洗面所でともに歯を磨いているシーンが流れます。ゲイカップルだった模様です。

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最近、世の中はポリコレにウルサイから、スタメッツ・コーバーのいい人カップルは無難な選択ですね。

最後に

ディスカバリーが始まってから、トレッキーがライター達にぷりぷり怒っていたのですが、第5話の残酷さ、クリンゴン種の改悪のすさまじさに私も不快感をぬぐえなくなってきました。

やはりシーズン1の下書きは、下書きのままにしておいた方がよかったカモ。

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